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佐伯泰英著 の本・・・ [本]

あんまし興味なかったんだが、妙に店頭で目につくのと、NHKドラマになっている
「居眠り磐音 江戸双紙シリーズ」に興味があったので読んでみた。

NHKの時代劇では「腕に覚えあり」「清左衛門残日録」の印象が強烈で、
どうもドラマ化された作品に過剰な期待をしてしまう。

そんな訳で、結構期待して読み始めたのだが・・・
藤沢周平とは比べるべくも無く・・・
単に娯楽作品として割り切れば、楽しめなくもない・・・

そんなレベル・・・

この時点で、もういいかなと思ったんだが、勢いで「吉原裏同心シリーズ」と「秘剣シリーズ」を読んだ。
個人的には「吉原裏同心シリーズ」が、キャラがたっていて他シリーズより好感が持てた。

「秘剣シリーズは」途中で読むのを止めた。
ただの勧善懲悪殺戮本(まあ、主人公は決して善ではないが・・)

なんというか、時間がもったいなかった・・・
司馬遼太郎の他の作品読めば良かったな・・・

和田 竜著 「のぼうの城」 [本]

豊臣秀吉の小田原征伐の時のお話。

北条方として参戦している成田氏。
その居城忍城(おしじょう)

何の取り柄もない、智も勇も仁もない、領民からすら「のぼう様」(でくの坊の意)
と呼ばれている城代の成田長親。

その長親を支える個性的な家臣達。
迫り来る石田三成率いる2万の軍勢。

まあ、結果は読んでのお楽しみな訳ですが、とても痛快で涼やかな作品。

石田三成が戦下手のレッテルを貼られたのがこの戦いだと言うことを初めて知った。

勢いあまって、忍城跡に行ってみた。
「忍の浮き城」と呼ばれ、関東7名城のひとつと言うことだが、
現在は模型でしか当時の姿を知ることが出来ない。

でも、やはり実際現地に行くと感慨深い。

司馬さんの作品のように、歴史観云々は一切出てこない。
でも、たまにはこういう歴史物もいい。


のぼうの城

のぼうの城




司馬遼太郎 「世に潜む日日」 [本]

久々の読書。

新幹線通勤で時間が出来たので、図書館から借りてきた。
ちなみに、社会人になってから図書館で本を借りたのは初。

さて、この本。
今までさんざん司馬さんの幕末本を読んできたが、やっと幕末に起こったことがうまく飲み込めた。
こんなに読んでおいて、なにを今更という感じだが・・・

記憶に新しいところでは、新撰組とか篤姫のブームとかがあったけど、
世の中の人は、この時代に起こった事が本当に分かっているのだろうか・・・
新撰組や篤姫の大河見たりしただけでは、全体像は見えにくいと思う・・・

まあ、あたしが読んできたタイトルにも問題があって、メジャー長編はあえて外してきた。
「龍馬が行く」「飛ぶが如く」「燃えよ剣」なんていうのは、意識的に読まなかった。
でも、幕末というのは長州と薩摩抜きでは理解できないんだなあと、改めて実感・・・

この本は、長州の吉田松陰と高杉晋作の物語。
吉田松陰が蒔いた種と高杉晋作の綱渡り的な奇跡を描いている。
「坂の上の雲」級に危うい現実の上に実現した「明治維新」
この人達のせいだったり、おかげだったりして現在があるんだなあというのを強く感じる。

今までは敬遠していたが、俄然「飛ぶが如く」と「龍馬が行く」が読んでみたくなった。
これらを読めば、さらにはっきり明治維新がわかると思う。


世に棲む日日〈1〉 (文春文庫)

世に棲む日日〈1〉 (文春文庫)




世に棲む日日〈2〉 (文春文庫)

世に棲む日日〈2〉 (文春文庫)

  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2003/03
  • メディア: 文庫



世に棲む日日〈3〉 (文春文庫)

世に棲む日日〈3〉 (文春文庫)

  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2003/04
  • メディア: 文庫



世に棲む日日〈4〉 (文春文庫)

世に棲む日日〈4〉 (文春文庫)

  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2003/04
  • メディア: 文庫



司馬遼太郎 「歳月」上・下 [本]

江藤新平の物語。

とは言っても、江藤新平なんて全く知らない。
義務教育だと、佐賀の乱のとこでしか名前が出てこない。
そもそもどんな人だったのか?なぜ佐賀の乱を起こすに至ったのか?

明治期、日本の法制を整えたのが江藤新平。
この人は政治家ではなく、融通の利かない、けれどとびきり優秀な官僚タイプ。
信念に忠実すぎて、人の心に鈍感。
頭が良すぎて、他人が馬鹿に見える。

結局は政敵の大久保利通に嵌められて、失脚~刑死という運命をたどりますが、
もう、相手が悪かったとしか・・・
一流の政治家と、相手の土俵で相撲取ってるようなもんです。

彼が、大久保利通と仲良くやれて、外務大臣なんかやったら面白かっただろうなあと思います。

最後の理不尽な裁判は涙無しでは読めません・・・
最後まで、自分に何が起こっているのか分からなかったのでは?と思っていまいますし、
かなり無念だったことでしょう・・・


歳月〈上〉 (講談社文庫)

歳月〈上〉 (講談社文庫)





歳月 (講談社文庫)

歳月 (講談社文庫)

  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1971/07
  • メディア: 文庫



司馬遼太郎 「歴史と視点」 [本]

短編集だが、自伝メイン。
書かれているのは、司馬さんの戦争体験。

戦車乗りだった司馬さんが、戦車という兵器を通して、昭和初期の日本を語っています。
司馬さんって、好き嫌いがハッキリと文章に出るんですよね。
戦争指導者達へのやり場のない怒りが伝わってきます。

この時代の日本の指導者が、いかにイレギュラーな存在だったか。
なにか、昭和の狂気のような時代の空気を、司馬さん一流の歴史観で捉えています。

この本は面白い。



歴史と視点―私の雑記帖 (新潮文庫)

歴史と視点―私の雑記帖 (新潮文庫)




司馬遼太郎 「おれは権現」 [本]

戦国時代を舞台にした短編

有名な人では、福島正則、可児才蔵なんかが登場します。

ちょっと変わっているのは、登場人物の一生を書いているということ。
短編にもかかわらず、きっちりと一生を書いています。
一生を書くことで、その人の最後が感慨深くなります。

生きるというのはどういうことか、死ぬというのはどういうことか?
人の一生とはなんなのか?
という問いかけが聞こえるような内容になっています。

可児才蔵の短編の最後、妾のお茂代についての記述。
「お茂代のその後のことまでは、どの記録にもない。想像はできる。彼女は自分の一生がいったい何であったのかと考えたとき、恐らく死ぬまで答えが出なかったろう。もっとも人間たれしものことで、彼女だけとはかぎらないが。」

個人的には、この部分がこの本を象徴していると思います。
人生を考えさせられる、意外な名著。


おれは権現 (講談社文庫)

おれは権現 (講談社文庫)




京極夏彦 「邪魅の雫」 [本]

たぶん、京極夏彦の本は初めて書くと思うけど・・・
京極堂シリーズは全部買って読んでます。

と思ったら「陰摩羅鬼の瑕」って読んでないな・・・
飛ばしちゃったよ・・・

んでね、さっき読み終わったんだけど、いつもより「すごい感」が無いというか、すっきりしないというか・・・
ちょっと物足りないなあという感じが・・・
期待が大きすぎたのかなあ・・・

犯人達があまり賢くないのが原因かな・・・


邪魅の雫 (講談社ノベルス)

邪魅の雫 (講談社ノベルス)




司馬遼太郎 「戦雲の夢」 [本]

四国の雄、長曾我部元親の息子長曾我部盛親の物語。
というか、土佐二十二万石滅亡の物語。

途中で読むのやめようかと思った・・・
だって、この人達は滅びるって分かってるんだもん・・・
読み進めるのがちょっとつらい本でした・・・

境遇も悪い感があるけど、結局自分の器量を生かしきれなかったというか、
最初から役者が違ってたというか・・・

そして、司馬さんの視線はいつもどおり優しい。


新装版 戦雲の夢 (講談社文庫)

新装版 戦雲の夢 (講談社文庫)




司馬遼太郎 「箱根の坂」 [本]

北条早雲の物語。
3冊構成。

上巻では、室町末期の京の町の描写が素晴らしい。
なんというか、北斗の拳のような情景が頭の中に広がる。
世紀末的というか、退廃的というか、絶望的というか・・・
ここでは、主人公の早雲は目立った活躍がない。
室町~戦国時代へという、一つの時代の終わりを強く感じる。

中、下巻でようやく、早雲の活躍が始まる。
無理をせずゆっくり、まるで自分の寿命を試すかのようなペース。
民衆のことを第一に考え、新しい時代の統治方法を模索し実現していく。

ある時代の中に身を置いていると、なかなか思考は飛躍しないもの。
次の時代が見える人というのは、異端者扱いされるのが常。
早雲のように、時に鮮やかに、時に粘り強く、自分の思いを実現していくというのは素晴らしい。

早雲というのは、戦国時代のカテゴリーにからはちょっと外れるために、
今までよく知らなかったが、この本でかなり好きな人物に。


箱根の坂〈上〉 (講談社文庫)

箱根の坂〈上〉 (講談社文庫)





箱根の坂〈中〉 (講談社文庫)

箱根の坂〈中〉 (講談社文庫)

  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/06
  • メディア: 文庫





箱根の坂〈下〉 (講談社文庫)

箱根の坂〈下〉 (講談社文庫)

  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/06
  • メディア: 文庫



藤沢周平 「時雨みち」 [本]

藤沢周平ファンの友達が貸してくれた。
現在上映中の「山桜」を含む短編集。

「山桜」はとてもいいお話。
これ読んだら、べつに映画観なくてもいっか、とも思える。

ただ、ほとんどの作品の終わり方が厳しい。
というか、怖いというか・・・

人間という生き物の悲哀とか、愚かさを強く感じる。

気分は重くなるが、読み返したいとも思う、不思議な作品。


時雨みち (新潮文庫)

時雨みち (新潮文庫)




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